介護施設は、有料老人ホーム・特別養護老人ホーム・デイサービスなどがあり、ホームヘルパー(介護福祉士・ホームヘルパー2級などを所持)や介護計画を立案するケアマネジャー・看護師などのスタッフが働いています。ホームヘルパーは、一部事業所で無資格でも働けるケースも存在し、仕事をしながら資格を取得出来る事業所もあるので、高校や大学等を卒業してからすぐに働く事も可能です。また、同じ介護施設であっても、大規模か小規模かで仕事内容が変わることがありますので注意が必要です。
ホームヘルパーは、施設に入所・通所する利用者の介助をする事がメインの仕事であり、食事介助・入浴介助・レクリエーション・居室清掃などを実施します。介護度が高い利用者の場合は、排泄(清拭・浣腸・汚物処理)も仕事に含まれており、羞恥心に配慮した介助をする事が望まれます。食事介助は、食べ物を飲み込む能力が低くなっている方の見守りや、飲食物を口に持って行って飲み食いしてもらう仕事を行い、食事がスムーズに出来るように手助けを行います。調理スタッフは、日替わりで毎食のメニューを提供し、利用者によっては刻み食・とろみ食・アレルギー対応・低塩分の食事を作っていて、満足感あるメニュー作りを日夜研究しています。
介護施設で実施されているレクリエーションは、利用者の運動能力に応じた内容を心掛けており、参加者全員が楽しめるような企画を毎日行っている点が特徴です。レクリエーションは、輪投げ・ボーリング・カードゲーム等が特に人気で、脳・手先・筋肉を使う事で介護度を低下させないようにしています。

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